ふにゃふにゃの新生児期が終わり、外の世界に出てきて1ヶ月!
少しずつ外の環境に慣れつつありますが、まだまだか弱い赤ちゃん。
産まれて1ヶ月でどのくらい大きくなるのでしょう?
そして、絶対に気を付けてほしい命に関わる事故や、その予防方法もお伝えします。
知っているだけで我が子を守ることができます。
生後1ヶ月の身長・体重
男の子
身長:50.9〜59.6cm
体重:3,530~5,960g
女の子
身長:50.0〜58.4cm
体重:3,390~5,540g
出生時から身長が約4〜5cmほど伸び、体重が約1kg増えるのが一般的です。
成長
産まれた時は手足がすごく細かった赤ちゃん。
徐々に皮下脂肪が付いてきて、顔も体もぷくぷくとして赤ちゃんらしい体つきになってきます。
少しずつ起きている時間が長くなってきて、何かをじっと見つめたり
手足をバタバタ動かしたり、「あー、うー」と声を出したりします。
光や音に反応し始め、赤色などのはっきりした色が認識できるようになったり、
音がする方向を向こうとします。
赤ちゃんの寝顔を見ているとニヤッと笑うことがあり、これは「生理的微笑」と言って
嬉しい・楽しいなどの感情で笑っているのではありません。
これは神経の反射や筋肉の動きによって引き起こされる現象で、眠ている時によく見られるものです。
寝不足や疲れが溜まっていても、この笑顔を見ただけで嬉しくなったり癒されたりしますね。
睡眠
1日に14〜17時間ほど眠ります。
まだ昼夜の区別ができていないので夜中に目が覚めてしまう赤ちゃんもいるでしょう。
リズムを整えるために朝起きたらカーテンを開けたり、電気を付けたりします。
夜は電気を薄暗くして夜になったことを教えてあげましょう。
授乳
母乳のみ
1日の授乳回数は平均8〜12回ほどで、授乳間隔は2〜3時間が目安です。
左右それぞれ偏りがないように5〜10分ずつ飲ませましょう。
少しずつ授乳のペースが安定してくることが多いですが、
母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
ミルクのみ
各製品の指示に従って調乳して、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
目安として3時間おきに1日6〜7回ほどです。
ミルクは母乳に比べて腹持ちが良いので、間隔を空けずにあげてしまうと
赤ちゃんのお腹がミルクでいっぱいになってしまうので注意が必要です。
母乳とミルクの混合
⚪︎母乳をメインでミルクを足す場合
先に母乳をあげて足りない分はミルクを足しましょう。
授乳間隔は2〜3時間くらい空くようにします。
もし次の授乳まで3時間以上空いてしまう時は、ミルクを足しすぎている可能性があります。
⚪︎ミルクをメインで母乳を足す場合
まずは、赤ちゃんが哺乳瓶に慣れるように哺乳瓶の乳首をくわえさせて
哺乳瓶に慣れさせてあげましょう。
ミルクをなかなか飲んでくれない時は、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲む練習をしてみましょう。
そしてミルクだけをあげる回と、母乳をあげてからミルクを上げる回と分けた方が良いでしょう。
なぜなら、赤ちゃんは母乳を飲むよりミルクの方が少ない力で飲むことができるため
すぐにお腹いっぱいになってしまい、ミルクの後に母乳をあげても飲んでくれないことがあります。
注意すること
乳児湿疹
乳児湿疹とは、生後2週間頃から見られる皮膚のトラブルで、
赤いブツブツやカサカサした湿疹が特徴です。
赤ちゃんは肌が薄く、機能も未発達なので、
皮脂の分泌過多・乾燥・汗・食べ物や繊維の刺激などが原因です。
予防方法・ケア方法は、肌を清潔に保ち、ワセリンや低刺激の保湿剤で保湿してあげましょう。
できるだけ綿素材など肌に優しいものを選びましょう。
落下事故・窒息事故
まだ首が座ってないため、ベビーベットやソファからの転落に注意が必要です。
「寝返りしないから大丈夫」「動かないから大丈夫」と思って目を離した隙に転落してしまうことも。
赤ちゃんは予想もしない動きをすることがあります。
少しの間だから大丈夫と思わず、必ず安全を確保してあげましょう。
窒息事故を防ぐためには、敷布団は柔らかいものではなく、硬めのものにしましょう。
顔の周りにぬいぐるみなどを置かないこと、枕も特に必要ありません。
何かの拍子に寝返りをしてしまって、枕やぬいぐるみに顔が埋もれてしまって
窒息事故を引き起こすことが考えられます。
そして、掛け布団で顔を覆ってしまわないように気をつけましょう。
SIDS 乳幼児突然死症候群
健康に見える赤ちゃんが睡眠中に突然死亡する原因不明の病気です。
主に生後2〜6ヶ月の乳児に多く、窒息などの事故とは異なります。
リスクを低下させるためには、
・仰向けで寝かせる
・母乳育児
・喫煙を避ける
仰向けで寝かせるというのは、お腹に熱をためないためです。
母乳育児が良いとされているのは、授乳をするとき赤ちゃんを抱き抱えるため
体に熱がこもりにくく、抱き上げた時に熱を逃すことができるからです。
喫煙に関しては、妊婦や家族が喫煙をすることで、たばこの煙に含まれる有害物質が
赤ちゃんの呼吸調節や脳の発達に悪影響を及ぼすため、SIDSのリスクを高めます。
ポイントとしては、赤ちゃんの体に熱をためないことです。
まだ体温調整も上手にできない時期で、体の熱を外に出す時は手足で調整しています。
布団などで手足を覆ってしまうと熱を逃すことができずにうつ熱となり
SIDSを引き起こす可能性があります。
そして、化学繊維の衣類は吸湿性・吸水性が低く熱が逃げにくいため、
綿素材の衣類を着せてあげましょう。
可愛い我が子を守るためにとても大事なことなので、
防ぐことのできる事故はしっかり対策を行いましょう。
コメント