絨毛膜下血腫って何!?赤ちゃんは大丈夫?

皆さんは「絨毛膜下血腫」とは何かご存知でしょうか?
私は1人目妊娠中に診断されました。
初めての妊娠で医師から告げられた「絨毛膜下血腫」と言う言葉。
どれだけ調べても自分の知りたい情報が手に入らず、まず赤ちゃんは大丈夫なのか?
無事出産できるのか?と言う不安と闘っていました。
ここでは、私がいつ発症し、どのように過ごしてきたのか、
血腫はどうなったのかについてお話ししていきたいと思います。
あと、発症前の行動についても少し気になることがありましたのでお話します。
そして結果からお伝えします。赤ちゃんは無事産まれてきました!
診断されたけど、本当に大丈夫?と不安になる方もいらっしゃると思います。
少しでも私の体験が参考になれば幸いです。

絨毛膜下血腫とは

妊娠初期や中期に胎嚢と子宮の壁(脱落膜と絨毛膜)の間に
血液が溜まってできる血腫のことです。

主に、超音波検査で発見されることが多いです。
性器出血や下腹部痛を伴うこともありますが、無症状の場合もあります。
妊娠初期に発症しやすく、血腫ができても多くは自然に吸収され中期までに消失しますが、
血腫が大きい場合や出血が続く場合は流産や早産のリスクが高まるため、
長引く時は注意が必要です。

原因ははっきりしていませんが、妊娠初期に絨毛が子宮に侵入する際に血管が傷つくことが
関係していると考えられています。

私が絨毛膜下血腫と診断された時

9w6dの時でした。お昼ご飯を食べに旦那と外に出かけていた時のことです。
食べている途中でだんだんお腹と腰が痛くなってきて、気持ち悪くなってきました。
とりあえずトイレに行こうと思いましたが、貧血っぽくなりクラクラして1人では歩けず
旦那の肩を借りて何とかトイレに到着しました。途中生理のような感覚もありました。
トイレに入り確かめると大量に出血しており織物シートと下着が真っ赤に・・・。
気分が悪かったので少し落ち着いて、車に乗り病院へ電話しました。
状況を説明し「すぐに来てください」と言われ、急いで着替えて病院へ向かいました。
エコーで確認してもらい、絨毛膜下血腫と診断されました
血腫は62.8mm✖️34.0mmの大きさで、血腫が大きめとのこと。

右が血腫の大きさを測ったもので、左は卵巣黄体嚢胞の大きさです。

先生には「50〜60%厳しいかもしれない」と告げられ、絶望しました。
血腫のところに赤ちゃんがいて、もしかしたら出血と一緒に流れてきてしまうかもしれないと。
「入院してもいいし家に帰ってもどちらでもいいよ」と言われ、
病院だと落ち着かないので自宅に帰ることにしました。
自宅安静の指示が出て、「食事・トイレ・シャワー以外は横になっててね」と言われ、
1ヶ月仕事を休むことに。車へ戻り堪えていた涙が一気に溢れました。
その日から数日泣きながら横になっていました。
赤ちゃんがどうかお腹にしがみついてくれることを祈るしかありませんでした。
仕事を休まなければいけなくなったので診断書を書いてもらい、
診断書には、切迫流産・絨毛膜下血腫・細菌感染と書かれてありました。
子宮収縮抑制剤と止血剤を服用しながら自宅安静生活がスタートです。

自宅安静生活

食事・トイレ・シャワー以外横になる生活が始まりました。
1週間毎に経過観察のため病院へ通いました。
2週間寝たきり生活をしていたからか、順調に血腫が吸収されていると言われ少し安心しました。
この頃から少しずつ家事をしていっても大丈夫だということで、
ちょっとずつ体を動かし始めました。
更に2週間後の妊婦健診で経過を診てもらうと血腫が元の大きさに戻っていました
まだ働かない方がいいだろうということで1ヶ月休みを延長することに。
10日後、茶色の出血が出て、3日程ベッタリとした感じの血が出ました。
血が茶色の場合、数日前に出血した古い血が出てきただけで心配はいらないようです。

※鮮血の場合はすぐに病院へ連絡しましょう※
※鮮血じゃなくても、出血や腹痛があった時は病院へ連絡して確認をしましょう※

出血が続いたので、止血剤をもらいました。
1週間ほどで出血が止まり、最後の2日間はピンクの織物でした。
また1週間経つ頃に茶おりがちょっとだけ出ました。
更に1週間後妊婦健診で血腫に厚みがあると言われ、
もしかしたら出血するかもしれないと言われましたが、出血はこの頃が最後でした。
次の妊婦健診では血腫が小さくなってきて、20wも越えてそろそろ仕事をしても
大丈夫だろうということで、約3ヶ月間休職し、22wの時に仕事復帰しました。
血腫はなかなかしつこくて26wの時もまだ残っていました
この頃には赤ちゃんも大きくなってきて血腫が見えなくなってきて、
先生もあまり気にしていないようでした。
実際に血腫がなくなったのか、少し残っていたのかは分かりませんが、
吸収されずずっと残っていても赤ちゃんは大きく育ち、無事産まれてきてくれました。

診断される前に気になったこと

絨毛膜下血腫と診断される4日前に妊婦健診に行っていました
エコーで見てもらっていた時に「少し内出血があるねー」と言われただけで、
そのまま健診は終わりました。
出血する前日は少し旦那と遠出をしていました。
色んなところを歩き回ったり、登り降りもたくさんして疲れました
普段から立ち仕事で歩き回ったりしていたので、その時はあまり気にしていませんでした。
出血した日に思ったことは、4日前の妊婦健診で内出血があると分かっていて
特に何も対応がなかったことや、前日にたくさん歩き回ったことが原因になったのでは?
と思っていました。
悪阻もなく普段と変わらない生活をしていたので、
妊婦である自覚に欠けていたのかもしれません。
これは赤ちゃんからの「動きすぎだよ!」というお知らせだったのかもしれません。
妊娠初期でお腹も全く出ていないし、体調も良かったので
ついつい妊娠前と同じような動きをしてしまって
赤ちゃんや体に負担をかけていたのかもしれませんね

まとめ

絨毛膜下血腫とは、胎嚢と子宮の間に血液が溜まってできる血の塊です。
不正出血や腹痛を伴うことがありますが、無症状の場合もあります。
多くは自然に吸収されますが、まれに流産や早産のリスクが高まることがあります。

絨毛膜下血腫と診断されても、先生によっては、
安静にしていても、していなくも変わらないから普通に生活していいと
言う方もいらっしゃるようです。
初期の流産は母親側の問題ではなく、赤ちゃん側の問題が多いのです。
染色体異常により、こちらが気をつけていても流産してしまいます。
しかし、普通に生活をしていて流産してしまった時、
もし安静にしていたら流産しなかったのでは?と考えてしまうでしょう。
少しでも気になる時は、無理をしないことが大事です。
やっぱりこうしておけば良かったと後悔しない為にも、
何かあれば赤ちゃんからのサインだと思って、ゆっくり休みましょう。

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